信用取引を1日で完結した結果。
信用取引をしました。現物の取引とは違い、株式を借りて取引するため、賃借料がかかります。また、決済の期限を定められており、6か月以内に返却しなければなりません。
それに、信用枠で取引するため、
ちょうど、クレジットカードの限度額みたいなものでしょうか。ショッピング枠が100万円あればその額まで現金がなくても買い物ができますが、当然、契約に基づき、返済しなければなりません。よって、買い物できる限度はショッピング枠の100万円ではなく、翌月(一活払いの場合)返済できる額となります。
ないお金で取引すると、保証額を超えると追加保証が必要になります。これが厄介なのは、預けている現金だけでなく、現物の保有株も評価の対象となり、その評価は日々変わります。昨日、今日のように株価が大きく下落すると追加保証が必要となり、それを捻出できないと取引から退場させられます。
トップページにはこのような注意書きが表示されていました。
【市場の変動にご注意ください!】
本日は、株式市場の変動が大きくなっています。今後の市場の動向にも十分ご注意ください。
特に信用取引を行っているお客様におかれましては、予期せぬ追加保証金(追証)等が発生する可能性もございますので、建玉および保証金の状況をご確認くださいますようお願いいたします。
信用取引(買い)
100株 | 2,645円 | 264,500円 |
制度(6か月) | 賃借料 | 2.8% |
信用取引には、制度と一般がある場合がありますが、賃借料が安い制度で取引しています。返済期限も6か月期限があり、一般は無期限のものもありますが、期限が切られているほうが処分するという意識が働くと思い、利率が安く期限のある制度取引を利用しました。買いなので、現金があれば現物取引してもいいのですが、手数料などを理解するため、信用取引をしてみました。
選んだ株は、元々単元未満株として保有しているものを選びました。これは、値動きがあり、ある時はプラスに、ある時はマイナスという感じで、いつも損益の方向が定まっていない印象があったからです。
発注する際は、概算の金額が表示されますが、手数料など全体を投資手計算されるため、その日が終わらないとはっきりしません。
信用取引(売り)
売りは、持っていない株式を売ることから、空売りと言われます。空売りは信用取引でしか取引できません。私が信用取引口座を開いたのは、空売りをしたいからでした。
株価が上がって、手を出せないときも、空売りなら、利益を出せる局面が増えるからです。
100株 | 1,070円 | 107,000円 |
制度(6か月) | 賃借料 | 1.15% |
選んだ株は、前日プラスとなった一覧から選びました。株価が下がっていることもあり、それほど多くもなく、また東証一部に限って選びました。
取引の結果
昨日は、波乱の市場でしたので、どうなるかと思いましたが、どちらも1日で完結しました。少しの利益でも出れば御の字で、理屈を理解するための勉強です。
今日、証券会社の取引履歴を確認しました。
決済損益(税引き前) | 2,762円 |
2,645円で買って、2,667円で売りました。「新規手数料決済手数料」「消費税」の合計が、1日の証券会社に支払う売買手数料です。信用取引を1日50万円を超えて100万円未満で515円になります。
買いのほうは、金利が1日20円になっています。その計算は、264,500円×2.8%÷365日≒20円となります。
売りのほうは、貸株料が1日3円となっています。その計算は、107,000円×1.15%÷365日≒3円となります。
515円は現物取引でも必要な売買手数料なので、信用取引にかかった費用は、21円でした。ちなみに、売買手数料は、現物取引と信用取引はそれぞれ別建てで計算され、信用取引のほうが若干お手頃です。現物取引なら822円なので、これだけの比較だと信用取引のほうがトータルお得だったということでした。
なお、手数料などは、取引証券会社によって違います。
これで終わりではない。
2,700円余り、利益確定して終わりというわけにはいきません。
税率、20.315%。
税金が引かれますが、最終的に年間の損益に対して、源泉徴収されます。
今回は、チャートをじっくり研究したわけではありません。場が荒れていたため運よく利益確定できたと思っています。そうでなければ、損失を出していたかもしれません。